2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

業務連絡

タイ語の翻訳を生業にしていますと偉そうなことをほざいているブログですが、まだまだ日本での翻訳市場は開拓途上ゆえ*1、生活のために通訳業務も行っております。 そういうわけで今週の月曜日から2週間の予定で通訳の仕事が始まったため、このブログの更新…

おお!わい談?

前回のHの話に引き続き今回は猥談。ただし、わい談はわい談でも残念ながら(と言うか予想どおり?)「猥談」ではなく「Y談」である。この段階でもし「Y談」って一体何の話をするつもりかなあこいつはと先読みしていただければそれはぼくの思うツボである。ま…

Hな低子音とは?

前回の日記の最後でぼくはこう書いた。 「実を言うとこの「ห」というのは23字あるすべての子音に付くわけではない。これはタイ語が読める人でも意外と意識していない点ではないかと思う。」 偉そうなことを書いているが、なにを隠そうぼく自身がこれを書くま…

Hの話 その2

では、前回のつづきである。 หมอ 「ห」を取ると「มอ」となり「mOO(モー)」と読める。これに「h」が付くので「hmOO(モー)」となる。声調は「มอ」だと、低子音で声調記号がないので、第1声調(−)である。それに対して「หมอ」の場合は、高子音で声調記号が…

Hの話

やはりこの話はしておかなければならないだろう。 タイ語でHの話とは何事かと思われるかもしれないがよく考えていただきたい。タイ語の子音で「H」にあたるのは何であったか。 そう。「ห」である。今日ぼくがしたいのは「H」ではなく「ห」の話なのである。 …

読まんのに書くな その2

さて、おたまじゃくし君のつづきと行くか。前回はサンスクリット語やパーリ語の借用語だけで力尽きたので今回は英語の借用語をご紹介しようと思う。ただその前に非常に「役に立つ」であろう言葉をひとつご紹介しておこう。 ประโยชน์ 最後の「น」の上におたま…

読まんのに書くな

と心の中で悪態をついた人もおそらくひとりやふたりではないだろう。ちなみにぼくは悪態をついたことはないが。 そうなんである。タイ語ってヤツはなかなかのひねくれ者で一筋縄ではいかないどころか縄が何本も必要なほどの聞かん坊だと言っても過言ではない…

発音の基本は「ラクをする」

タイ語を実際にしゃべってみると分かることのだが、二重子音というのは発音すると口がけっこう疲れる。というのは実は当然のことで、通常は1つの子音のところを2つ子音を重ねるわけだから口を動かすのがその分大変になるのである。 例えば、前回紹介した「คล…

二重子音の声調

今回は二重子音の声調のルールについて触れておきたい。 これまで何度も見てきたように、タイ語の声調を決めるのは、(1)頭子音の種類、(2)声調記号、(3)母音の長短、(4)末子音の種類という4つの要素がある。そのうち(1)の「頭子音の種類」とは言うまでもなく…

ボインちゃんさようなら その2

กรุง 「k」+「r」+「(母音の) u」+「 (末子音) のng」なので「krung (クルン) 」と読む。ところでタイの首都「バンコク」は「天使の都」と形容されていることがよくあるが、あれにはちゃんと理由がある。一般的にはタイの首都は「バンコク」あるいは「Bang…

ボインちゃんさようなら

ボインの主なものはだいたい説明したので、そろそろボインちゃんは卒業して今日はまた子音について説明しようと思う。(本当はまだ説明していないボインちゃんもいる、いやあるのがだが、そのボインちゃんたちは普段あまり見かけることがないので出てきた時…

規格外の超ボイン

まだこんなボインちゃんがいたか。 มืด いきなりだがこれは何と読むだろう。 そう。「mUUt (ムート)」である(「U」は口を横に大きく広げる「ウ」)。ちなみに声調は、低子音で声調記号がなく末子音が「t」の音でしかも母音が長母音(超ボイン)なので、第3声調(…

縮みボイン

我ながら思う。また性懲りもなく。 しかしここまで来たら後には引けん。なんでもタイ語を勉強したい人はたくさんいるらしいので。 でもそもそもこのブログはタイ語のレクチャーなんていうつもりは全くなかったのだが、私の無計画により知らないうちにそうい…