コストについて考える

新型コロナウイルスの感染が始まってからというもの、人員削減とか店舗の閉鎖といったニュースを頻繁に目にするようになりました。こういうニュースを目にすると「コスト」という言葉がどうしても頭をよぎります。

 

会社であれ、お店であれ、工場であれ、何かの商売をしていれば必ずコストが発生します。大半のビジネスというのは、売り上げがあってもなくてもかかるコストがあります。お店や事務所であれば、物やサービスが売れる売れないに関わらず賃料がかかります。お店や事務所を開いている限り通信費や光熱費もかかるでしょうし、スタッフを雇っていれば人件費もかかります。

 

どんなビジネスであれ、売り上げが激減した時に一番頭が痛いのがこういった固定費でしょう。しかも今回のコロナ禍のように売り上げの落ち込みが長引けば長引くほど固定費は大きな負担になります。ですから、冒頭に書いたような人員削減や店舗の閉鎖をせざるを得なくなります。

 

翻って私の仕事について考えてみると、私は仕事専用の事務所を借りているわけでもなく、スタッフを雇っているわけでもありませんので固定費というのはほとんどかかりません。仕事がなくてももちろん通信費などの経費はかかりますが、私の仕事は固定費という面でのコストがあまりかかりませんので、仕事がなくても収入がなくなるというだけで、それ以上にお金がかかることはありません。

 

その代わり物を売ったりするような商売と違い、大きく稼ぐことは、書籍を翻訳してその本がベストセラーにでもならない限りなかなか難しいですが、リスクという面から考えると、私のような仕事は比較的リスクは少ない仕事だと思います。少なくとも、現在のような状況を見ていると、変な話ですが会社員よりはずっとリスクは少ないと私は勝手に思っています。仕事が激減することはあってもクビになることは絶対にないですから。

 

そういう意味では、固定費のようなコストがほとんどかからない(と思われる)YouTubeやオンラインサロンなどのビジネスが今注目を集めているのはある意味ではごく当然のことかと思いますし、今のような状況が続けば続くほど、あまりコストがかからないインターネットを媒体にしたビジネスをする人は今後ますます増えていくと思います。

 

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