通訳業界が苦境らしい

 21日の朝刊に「通訳業界 苦境続く」という記事が載っていた。
 そもそも通訳のことが新聞の記事になることなどあまりないので、これはよっぽどのことなのであろう。簡単に言うと、国際的な会議が相次いで中止や延期になって、その影響で通訳業界が苦境に陥っているらしい。

 幸か不幸か私は国際会議の通訳などする機会がないので(したいとも思わないが)、個人的には特に影響はなく、逆に今年は、これまでのところは例年になく通訳の仕事が多いぐらいである。ただ、前にも書いたが、翻訳も含めて今後何らかの影響はおそらくあるだろうと思っている。

 とすると、仕事の依頼が減って暇をもてあますような時こそ、ただ仕事の依頼が来るのを待つのではなく、何か別のことを考えて、それを少しでも進める時なのだろう。そう考えると、仕事がなくなって暇になるのも悪くはない、と思うことにする。

 ただし、今はちょっとだけせっぱつまっている仕事があるので、別のことを考えている余裕どころか、通訳のトレーニングをする暇すらないのだが。