タイ語で書いた文章をGoogle翻訳で日本語にしてみる

昨日、日本語とタイ語で交互に思いついたことを書くという実験をしてみました。日本人でタイ語が読める人であれば、タイ語の内容も分かるでしょうし、タイ人で日本語が読める人であれば、日本語の内容も分かるでしょう。

 

では、タイ語が分からない人が読む場合はどうするだろうかということを考えました。もちろんそんなものは興味もないので読まないという人が多いでしょうが、中にはGoogle翻訳で翻訳してみる人もいるのではないかということは書く時から考えていました。そこで、自分でも自分が書いた文章をGoogle翻訳で翻訳してみました。

 

まず、タイトルのタイ語は次のように翻訳されました。

 

เขียนเป็นภาษาไทย→タイ語で書く

เขียนเป็นภาษาญี่ปุ่น→日本語で書く

 

この2つは私がタイ語で書いた通りの意味になっています。

問題は次の文章です。Google翻訳では次のように翻訳されました。

 

(昨日書いた文章)
ช่วงนี้ผมเขียนภาษาไทยทุกวัน แต่ไม่ได้เขียนสิ่งที่ตัวเองคิดหรือสิ่งที่ตัวเองอยากจะเขียน เพราะว่าที่ผมเขียนเป็นภาษาไทยทุกวันในช่วงนี้มันเป็นการแปล เพราะฉะนั้นวันนี้ผมจะลองเขียนสิ่งที่ตัวเองคิดหรือสิ่งที่ตัวเองอยากจะเขียนด้วยถ้อยคำของตัวเอง

 

Google翻訳
最近は毎日タイ語を書いています。 しかし、あなたが考えていることや書きたいことを書かないでください。 この間、毎日タイ語で書いているので翻訳です。 だから今日は自分の考えや書きたいことを自分の言葉で書こうと思います。

 

4文ありますが、最初の文と最後の文は私がタイ語で書いたのとほとんど同じ意味になっています。2番目の文と3番目の文はだめですね。面白いのが2番目の文なのですが、「あなたが考えていることや~」の「あなた」という部分は、私はタイ語では実は「自分(ตัวเอง)」と書いています。実際、「ตัวเอง」というタイ語Google翻訳で訳してみると「私自身」となり、ちゃんと訳せています。私が面白いなと思ったのは、実はタイ語の「ตัวเอง」という言葉は、話し言葉では「あなた(you)」という意味もあるからです。そして、日本語の「自分」というのも「あなた」という意味でも使いますね。イメージで言うと、大阪の人が「自分~」と相手に向かって言う時は、「相手」のことを指しています。つまり、目の前にいる「あなた」のことなわけです。さらに言うと、自分のことを「己(おのれ)」とも言いますが、「おのれ」というのは相手に対しても使います。そう考えると、Google翻訳というのはそういった情報も取り入れているのかもしれず、それは「翻訳」という観点からも非常に興味深いことです。

 

なお、私は自分の翻訳の仕事でGoogle翻訳を使ったこともなければ、使おうと思ったこともありませんが、Google翻訳で実際にどのように訳されるのかということには興味があって、Google翻訳の翻訳の傾向を調べてみることも案外自分の翻訳の仕事に役立つことがあるかもしれないと思っています。これは、実際にGoogle翻訳を翻訳の仕事で使えるかもしれないという意味ではありません。

 

ちなみに上のタイ語ですが、私が訳すとしたら次のような日本語に訳します。

 

「最近私は毎日タイ語を書いています。ただし、自分が考えたことや自分が書きたいことを書いているのではありません。というのも、私が最近毎日タイ語で書いているのは、翻訳だからです。というわけで、今日は自分が考えたことや自分が書きたいことを自分の言葉で書いてみようと思います。」

 

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