選挙権についての追記

昨日選挙について書いた後にもう一つ書いておきたいと思ったことがあったので書きます。

 

私は昔タイに住んでいましたが、その時はタイの選挙権はありませんでした。外国人ですから当然です。仮に、タイの永住権を持っていたとしても選挙権はありません。繰り返しますが外国人ですから当たり前のことです。選挙権があるほうがおかしいです。

 

私の妻はタイ人です。日本での永住ビザを持っていますので、基本的には日本でずっと暮らすことができます。タイに住んでいた時に頻繁にビザの更新に行っていた私からするととてもうらやましい話です。ですが、日本の選挙権はありません。外国人ですから当然です。選挙権があるほうがおかしいです。

 

日本で働いていて税金も払っているのだから選挙権があってもいいのではないかと言う人がいますが、税金を払っていることと選挙権があることは全く別問題です。外国で(合法的に)働いている日本人もその国の税金を払っています。しかし、彼らにはその国の選挙権はないはずですが、それをおかしいと普通は思わないのではないでしょうか。

 

国という概念がある以上、その国のことを決めるのはその国の人たちです。そこを取り違えると「国」という概念そのものがおかしくなります。ですから逆に言うと、選挙権や被選挙権というのはその「国」にとって極めて重要なものなのですが、やはり自分の選挙権を行使しないと、そうした極めて重要なものであるという意識が、あるいは、「国」に対する意識が希薄になってしまうような気がします。

 

こんなことを書いていますが、昨日も書いたように私は政治に大して興味はありません。私程度に政治に興味がない人はたくさんいると思いますが、そういう私のように政治に大して興味がない人たちが選挙権あるいは被選挙権を行使するか否かというのは、将来の日本という国にとって実は少なからぬ影響があるのではないと思います。

 

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