常日頃から想定しておくことが大事である

私は何か事が起きてからあたふたしてしまうタイプですが、やはり常日頃から想定しておくことは大事だなと思います。

 

今日は妻の付き添いで市民病院に行ったのですが、普段は市民病院に行くことはほとんどありません。ですから、病院で色々と勝手が分からないことがあります。今日は2週間前に妻が受けた検査の結果を聞くために病院に行ったのですが、いざ病院の建物に入ってからふと、そう言えばどの窓口に行けばいいのだろう、それとも検査を受けた科の受付に直接行くのだろうかと考えました。

 

そこで、入口を入ってすぐ正面の受付係のような職員の方に聞くと、近くにある機械に診察券を入れると予約内容が書かれた紙が出てくるので、予約した科にその紙を持って行けばいいのだと分かりました。分かれば簡単なことなのですが、普段市民病院に来ることがめったにないのでそんなシステムがあることも知りませんでした。ちなみに、前回は初診だったのでこの機械は使っていません。

 

検査の結果は特に異常なしということでものの2、3分で終わったのですが、その時ふと、もし診察券を忘れたらどうなるのだろうかと思いました。まさか、取りに帰らないと診察が受けられないなんてことはないだろうとは思いましたが、気になったので診察料を払い終わった後に近くにいたスタッフの方に聞くと、診察券を忘れても、中央の受付で予約した科に問い合わせれば診察は受けられるということでした。まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが、こういうことを知らずにもし診察券を忘れたらちょっとあせるだろうなと思いました。

 

当然ですが、この世の中は思いもよらないことも起こります。1年前には今こんなふうにコロナウイルス感染症が世界的に流行しているなどとは思ってもいませんでした。まだ、これからも思いもよらないようなことが必ず起きると思います。

 

その一方で、想定しておけることもあります。まず何と言っても、人間は誰でもいつかは必ず死にますから、「死ぬ」ということは常日頃から想定しておくべきことだと思います。これは自分自身の死もそうですが、自分の家族や周りの人の死のことも考えておいたほうがよいと思います。

 

「死ぬ」ということを想定しておくと、いざ死に直面した時にあたふたしそうなことがたくさんあります。例えば、葬式をすることだとか、相続のことだとか、家と土地のことだとか、正直考えると気が重くなってくるのですが、そういうことも必ず直面することですから、相続にはどういう手続きが必要になるのかとか、家や土地を売る時にはどういう書類を用意しないといけないだとか、そういうことも今のうちから勉強しておかないといけないと思いますし、どんなことでも知っておいて損なことはありません。

 

また、相続がどうだとか家や土地がどうだと先ほど書いたのは親が死んだ時のことを想定していますが、もしかしたら親より先に自分が死ぬかもしれません。こればかりは誰にも分かりません。もし私が先に死んだとして、例えば、私がネットの口座しか持っていなかったりすると、親がそのことを何も知らなければ、口座からお金を下ろしたりする手続きなども大変だと思います。そんなことを考えると、やはり、いつ死ぬか分からないからこそ、死んだ時のことを想定して、やれる準備は先にしておくべきだなと思います。というわけで、私も家族や自分の死について考えるような年になってきたということです。

 

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