情報の受け取り方を考えさせられる例

先日、ある俳優さんが大麻所持の容疑で逮捕されました。そのことはネットのニュースで目にしていたので知っていました。

 

ところが、今日は上述の事件に関連する別の記事をたまたま目にしました。上述の事件を「見た」人が、別の人が逮捕されたと勘違いしてツイートし、その勘違いされた人が大変迷惑しているとツイートしたというのです。

 

大麻所持の容疑で逮捕されたのは、伊勢谷友介という方です。そして、逮捕されたと勘違いされたのは紀里谷和明という方です。この2人の名前をよく見れば分かりますが、「谷」という字が同じなだけであとは全く違います。どうしてこれで勘違いするのでしょうか。しかし、これが表意文字である漢字の特徴なのだと思います。

 

別の人が逮捕されたと勘違いした人は2人の名前を「読んで」いないのだと思います。「目で見た」だけなのでしょう。しかも、しっかり見ていない。名前の漢字の全体的なイメージを目でパッと認識して、瞬間的に紀里谷和明さんだと思い込んだのしょう。表意文字である漢字で書かれた情報を「目で見て」誤った受け取り方をする典型的な例ですね。

 

このように読まずに目で見ただけで判断すると、漢字だけでなく、ポータルサイトなどでよく見られる短い見出し文でも勘違いするのではないかと思います。逆に、勘違いさせようとしてあえて紛らわしい見出しにしているのではないかと思えるものもあるほどです。

 

情報過多の世の中ですが、やはりきちんと「読む」ということは大事だと思います。そうしないと多くの人がマスコミのミスリードに踊らされることになり、そうしたミスリードが私たちの国を誤った方向に導きかねません。

 

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