なんちゃって翻訳&通訳(その5)

 撮影のために向かった水上マーケット (ตลาดน้ำ:タラートナーム) は、バンコクのチョームトーン区 (เขตจอมทอง) にある「ワットサイ水上マーケット (ตลาดน้ำวัดไทร) 」である。ワットサイというのはお寺の名前で、その名のとおり、このお寺の目の前を水上マーケットのある運河が流れている。

 現在バンコク都には50の区 (เขต:ケート) があるが、チョームトーン区は、トンブリー側 (タイ語で「ฝั่งธนบุรี (ファン・トンブリー) 」、通称「ฝั่งธนฯ (ファン・トン) 」) と呼ばれるチャオプラヤー川 (แม่น้ำเจ้าพระยา) の西側に位置する。

 水上マーケットにはチャオプラヤー川から船で向かった。というのはつまり、水上マーケットのある運河はチャオプラヤー川からの支流であり、まずはしばらくチャオプラヤー川を船で下り、そして本流である川から支流である運河へと入っていく。

 運河に入ってからもすぐにマーケットに到着したわけではなく、運河はかなり奥深くまで続いていた。

 水上マーケットというと、今では観光地となっているが、本来はそこで暮らす人たちの生活のための市場であり、そもそも運河自体が人々の行き交う道であることが、例えばチョームトーン区のこの地図を見るとよく分かる。運河がまさに道のように縦横に入り組んでいるのである。

 ぼく自身は水上マーケットには一度も行ったことがなく、また、行きたいと思ったこともなかったのだが、チャオプラヤー川で船に乗ったことは何度もあり、いつ乗っても船から眺めるチャオプラヤー川の景色はいいなと思う。そして、川を折れて運河に入ると、今度はまた川とは違った静寂でゆったりとした雰囲気となる。

 仕事ではあるがちょっとした日帰り旅行気分である。



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