From Sep to Oct

 ものすごく忙しかったわけでは決してないのだけれど、9月の終わりと10月の頭にちょっとした山があり、何とかその山を乗り越えたら10月になっていた。

 9月30日と10月1日に2日続けて通訳の仕事があった。2日続けて通訳の仕事というのは特に珍しいことではないのだが、今回はそれぞれまったく別の、しかも両方とも1日だけという仕事で、そういう形で2日連続の通訳というのはこれまでほとんど経験がなかった。そして、今回はこの2日間の仕事を迎えるにあたっていくつか不安な点があった。そして、もちろん仕事にあたってはそれ相応の準備が必要で、それとは別に翻訳の仕事も同時進行であったため、たったの2日ではあったがなかなかハードな仕事であった。
 今回の仕事を迎えるにあたって一番心配だったのが、「のど」の調子のことである。9月16日のブログでのどの調子がおかしいということを書いているのだが、実はそれがなかなかよくならず、30日が近づくにつれ、だんだん不安になってきたのである。というのも、1日通訳の仕事でしゃべり続ければそれだけでかなりのどに負担がかかるのだが、30日の仕事はいつも以上に多くの時間しゃべらなければならないことが予想され、のどの調子が万全ではない状態でこのような仕事をすれば、下手をすると翌日声が出なくなることも考えられる。ところが翌日には(エージェントもクライアントも)別の通訳の仕事が入っているので、そのような事態は何としても避けなければならない。かと言って、30日の仕事で声量をセーブするなどという器用なことが私にできるとも思われない。

 そんなわけで、16日にはのど飴を買ってなめているなどと悠長なことを書いていたが、その後、薬用のトローチを買ったり、のどスプレーを買ったり、鼻カゼも引いていたのでカゼ薬も飲んだり、さらには、蜂蜜を買ってきて蜂蜜ジュースを飲んだり、はたまたうがい薬でうがいをしたりと、通訳の1週間ほど前からできる限りのどのケアに努め、3日ほど前からは英語の音読などの練習も控えることにした(というかこれももっと前からやめておけばよかったのだが)。ただ、タイ語指導のレッスンだけは休むわけにはいかなったので、ここではのどを使わざるを得なかったのだが、28日のレッスンでは、発音している途中でのどがおかしくなり、途中で水をもらうような事態となり、万一通訳中にこんなふうにのどがおかしくなったらと考えると、30日、1日の仕事を目前に迎え、ますます不安になってきた。