ポーホック対策(その5)

 試験を受けるからにはその申し込みに行かなければならない。学校が代わりに申し込みをしてくれるわけではない。

 申し込みは期限以内であればいつ行ってもいいのだが、ぼくの通っていた学校の生徒の多くはできるだけ早く申し込みをする。早く申し込めばそれだけ前の席に座れるからである。では、なぜ前の席に座りたいのかというと、この前書いた「เขียนไทย (タイ語の書き取り) 」の時にできるだけ試験官に近いほうが声が聞き取りやすいからである。

 そういうわけでクラスの他の生徒はすぐに申し込みに行ったのだが、ぼくは後になってから申し込みに行った。

 正直ぼくもできるだけ前のほうに座りたいという気持ちはあったのだが、それと同時に「本当に聞き取る力があれば席の位置など関係ないはずだ」などという妙な思いもあったので、あえて期限の終わりになってから申し込みに行ったわけである。

 ちなみに、申し込みに行く際はTシャツなどではなく襟のついたきちんとした服装をしていきなさいと事前に先生に言われたのだが、先生いわく、服装がきちんとしていないと申し込みの時点で減点されるそうである。というわけで正直あほらしいとぼくもその通り襟のついた服で申し込みに行った。(ただし、申し込み先にはTシャツで申し込みに来ていた人もいたが。)

 服装と言えば、ぼくの通っていた学校でも服装のきまりがあって、かかとのないサンダルや短パンなどは禁止されていた。上にも書いたように、この当時ぼくは服装なんてどうでもいいのにと思っていたのだが、妙なもので、年月が経った今では逆にこのような服装のきまりがあることは悪くないことだと思っている。

 ちなみに、申し込み先はタイ語能力検定の試験会場となる教育省学術局 (กระทรวงศึกษาธิการ กรมวิชาการ) で、受験料はたしか300バーツであった。

 ちょっと最近いまいちなのでここにも貼ってみます。

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