モジュール6の次はモジュール7じゃない

 さて、あっという間にモジュール6が終わり(というかほんとに覚えてない)、ここまで勉強するとタイ語の文字の読み書きはもちろん、一応タイ語の文章を読むことができるというレベルである。ただし、くどいようだが当然個人差はあり、そのあたりは学んだ内容の習得率による。ということを何度も書くのは、同じモジュールであっても本当に人によって上達の度合いが違うなあとぼく自身が学校で感じていたからである。だから、「この学校でモジュール6まで勉強すればタイ語の文章が読めるようになる」のではなく、「この学校でモジュール6まで勉強してその内容がおおかた身に付いていればタイ語の文章が読めるようになる」というのが正解であろう。

 さて、このモジュール6の次だが、実はモジュール7ではない。というより「モジュール」というのは6までで終わりなのである。この次からはいわば応用といった感じで、ある特定のテーマに沿ったテキストを使ってこれまで通り1ヶ月20日間勉強していく。

 では、どのようなテーマがあるのかというと、ぼくが知っている限りで言うと、社会問題、新聞、タイの文化、仏教、聖書といったテーマがある(他にもあるかもしれないがぼくはこれぐらいしか知らない)。そして生徒はこの中から自分が勉強したいテーマを選んで勉強することができる。

 ただし、モジュール6を終えた生徒については次は社会問題(ปัญหาสังคม)というテーマを勉強することに決まっているので、これがモジュール7みたいなものだということもできる。

 この社会問題だが、テーマの通り、タイの社会における様々な問題をテーマにした文章を読んでいくというもので、ぼくの心もとない記憶によると、これまでのモジュール5や6のように1日に1つの内容を勉強するというわけではなく、1つの内容に2日かかる日もあれば1日で終わる日もあった。ただし、文章の長さはこれまでよりも総じて長くなっているし、内容もやや専門的にはなってきている。要するに全体的に難易度は上がってきているということである。

 ところがこの社会問題もこれまでのモジュール同様、ぼくは勉強した内容をあまり覚えていないのである。ただし、この時の先生のしゃべり方でひとつものすごく気になるしゃべり方があって、それだけははっきり覚えている。次回はそれについて書こうと思う。