帰りの荷物が軽いらしい

 実は今ちょうど妻が用事でタイに帰省していて、だからというわけではないが、さすがにネットでタイのTVのニュースを見たり、i-Phoneのアプリでタイの新聞記事を読んだりしている(PCだと目がチカチカするのであまりタイの新聞は読みたくない)。
 タイの洪水のニュースは日本のテレビや新聞、ネットでも毎日のように伝えられているのでご存知の通りだと思うが、洪水もいよいよバンコクの街中に迫ってきている。

 幸い妻の実家のある地区はまだ洪水していないのだが、1週間ほど前まではうちの地区は多分大丈夫じゃないかと言っていた妻も、今では、どうなるか分からないと言うようになった。

 妻は用事でどうしてもこの時期にタイに帰らなければならなかったのだが、せっかく帰省したのに、友人に会うこともあまりできず、買い物もほとんどできないようである。バンコクに住む妻の友人は洪水の被害に遭っている人もいれば、地方へ避難している人もいるような状態で、とても友人たちと会えるような状況ではないらしい。また、買い物についても、いつもならインスタントラーメンや缶詰、調味料、化粧品、服などを大量に買って日本に帰ってくるのだが、今回はどこへ行っても物不足なので、買い物も満足にできないらしい。そういうわけで、いつもなら異常に重いスーツケースで帰ってくる妻が、今回ばかりは荷物が軽くなりそうだと言っていた。

 そもそも買い物ひとつ行くにしても、妻の家では車をもう2週間ぐらい前から洪水に備えてエアポートリンク(だったかな)の駅の駐車場にとめたままなので、出かける足がない。

 ちなみに妻は11月10日に日本に帰ってくる予定なのだが、空港までの道の状況によっては、下手すると日本に帰ってこれないなんて事態になるかもしれない。

 そういう意味では、通訳と翻訳の仕事で例年以上に忙しい日々を送っている自分はなんて幸せなんだろうと思う。いや本当にありがたいことである。