音声付けました第4声調

 最後の第4声調は、頭子音になるのは低子音と中子音である。

 まず中子音は、声調記号の「ไม้ตรี (mai trii)」が付く。後は、母音は長短どちらでもよく、末子音もあってもなくてもよい。

 次に低子音は、声調記号が付く場合は「ไม้โท (mai thoo)」が付き、末子音が付かない場合は短母音で、末子音が「k、t、p」以外の音となる場合は長短どちらの母音でもよい。もうひとつ、声調記号が付かない場合は、母音は必ず短母音で、末子音は付かないかあるいは「k、t、p」の音となる。

 それでは、具体的に見てみよう。

 1. 頭子音が中子音の場合(声調記号「ไม้ตรี」が付く)

  「เกี๊ยว (kiao)」「เจี๊ยบ (ciap)」「ตุ๊กตุ๊ก (tuktuk)」「ปั๊ม (pam)」


 2. 頭子音が低子音の場合

  2.1 声調記号(ไม้โท)が付く場合

  <末子音が付かない場合>

  「เค้า (khao)」「ช้า (chaa)」「ท้า (thaa)」「น้ำ (nam)」「นี้ (nii)」「ฟ้า (faa)」「ม้า (maa)」「ไม้ (mai)」「รู้ (ruu)」「ล้ำ (lam)」

  <末子音が「k、t、p」以外の音の場合>

  「คุ้ม (khum)」「ช้าง (chaang)」「ทั้ง (thEng)」「นิ้ว (niu)」「พื้น (phUUn)」
  「ฟื้น (fUUn)」「ม้วง (muang)」「ย้อม (yOOm)」「รุ้ง (rung)」「ล้อม (lOOm)」

  2.2 声調記号が付かない場合

  <末子音が付かない場合>

  「คะ (kha)」「ทุ (thu)」「นะ (na)」「แพะ (phE)」「เยอะ (表記不能)」「แระ (rE)」「เลอะ (表記不能)」

  <「k、t、p」の音の末子音>

  「คิด (khit)」「ชุด (chut)」「ทุก (thuk)」「นัก (nak)」「พัก (phak)」「มัก (mak)」「ยุค (yuk)」「รัก (rak)」「ลับ (lap)」

 というわけで、ひととおり声調別にタイ語の発音のパターンを見てきたのだが、これが分かれば大体自分でタイ語が読めるようになるので、あとは語彙をコツコツと増やしていくだけだと思う。

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