字を手で書くということの大切さ

翻訳の仕事をするようになり、字を手で書くということがめっきり少なくなりました。そして、字を手で書かなくなったことにより、現在かなり深刻な問題に直面しています。

 

その問題とは、字を書く時に手にうまく力が入らなくなったことです。これについては、私のバックグラウンドを少し書いておく必要があります。

 

字を書く時に手にうまく力が入らなくなったのは、字を手で書くことがめっきり少なくなったことで、字を書く時の力の入れ方を手が忘れてしまったというのが直接的な理由ですが実はそれだけではありません。

 

現在、私は右手で字を書きますが、実は私は左利きであり、もともと字は左手で書いていました。しかし、小学校4年の時に右手で字を書くよう当時の担任の先生に矯正されました。なお、その先生には恨みなどはまったくありません。ですから、絵や図を書く時は今でも左手で書きます。右手に直されたのは「文字」だけだからです。

 

そして、もともとが左利きであるところへもってきて、右手でも字を書くことが少なくなったため、右手が字を書く時の力の入れ方を忘れてしまったわけです。右利きの人が左手で字を書こうとすると手にうまく力が入らずうまく書けないと思いますが、これに近い感覚です。ただし、そこまでひどくはありません。うまく書けないだけで字は書けますので。

 

そこで、一時期は字を書くのをまた左手に戻そうかとも考えたのですが、左手で字を書いていた年数より右手で書いてきた年数のほうがずっと長いので、左手で字を書くのもこれはこれで違和感があり書きにくいです。元が左利きですから書けないことはありませんが気持ちよくは書けません。

 

また、手で字を書くことがめっきり少なくなったとは言え、日常生活の中で書類などを手書きする機会もまだ少なからずあり、そうした際に字を書くことが苦痛になっていました。もともと私は字を書くことが嫌いではなかったので、このように字を書くことが苦痛になっている今の状況そのものが非常に苦痛です。

 

ということで、一念発起して字を書く練習をすることにしました。そして、インターネットで情報を調べてみたところ、以下のようなページを見つけたので、このページを使って練習してみることにしました。

 

ddnavi.com

 

まず、このページに書かれている正しい持ち方の写真を見て驚きました。私が今まで正しいと思っていた鉛筆の持ち方と違ったからです。具体的には、私は人差し指と親指をほぼ同じ高さで鉛筆を握るのですが、このページの写真では親指の位置が私も持ち方よりもだいぶ高いです。

 

実は、字を書く時に自分でも気付いていたことがあって、それは私の持ち方だと親指に妙に力が入り、手全体にうまく力が入らないということでした。ところが、このページの写真の持ち方だと親指に妙に力が入ることがありません。

 

そして、このページの通り、縦方向の線、横方向の線、右まわし、左まわしと手の動かし方を練習し、ひらがなの「ゆ」を書く練習もした後、自分の名前や住所を書く練習をしたところ、字を書く時に前よりもうまく力が入るようになりました。うまく力が入るというよりも、親指に妙な力が入らないようになりました。ただ、まだ右手が手の力の入れ方を完全には思い出していませんので、しばらくは手で字を書く練習を続ける必要があります。

 

ということで、今日練習して気付いたことを書いておきます。

 

  • 字を書く時、親指には力を入れない。
  • 指先に力を入れて書くのではなく、人差し指主導で手全体を動かして書く。

 

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